SSブログ

パナソニック [経済]

パナソニックが中間決算発表でついに「負け組」と自ら語ることになってしまった・・・。
悲しいかぎりではあるが、経営者自らが使うくらいなのだから、リアルな本音なのだろう。
雇用調整の為の方便ならもう少し上手な言葉選びをするだろう。

今日ほど日本の凋落を感じた日もない。
パナソニックの負け組発言、虚空のような国会。
政治も経済もこの国は語るものがなくなったようだ。

パナソニックから「負け組」発言が出てきたのはあまりにも象徴的だ。
経済の中心的存在であった松下グループからなのである。
折しもどうしようもない首相や大臣も松下政経塾なのである。
政治も経営も結果がすべてだと世間は言い続ける。
だとしたら、「松下式」は政治も経済も結果的には失敗だったのか。

人倫や道徳が宝とされていたが、尼崎の事件やら、巨額着服やら、
東電OL事件の捜査やら・・・。ひどい状態だ。
本当にひどい。私はこの国をこれからも愛していけるのか。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

中国進出企業への保険 [経済]

中国進出企業の保険は降りるのだろうか。
普通、一般向けの戦乱、暴動などは保健除外。
特別におろすとなると、それは一般の「戦乱暴動騒乱などが適用除外」
になっている一般顧客の掛け金が支払われるわけ。
おろしてもらった側は「おおきに」で済むかもしれないけど
保険会社は各社の契約内容を精査公開して、おろす場合は一般の保険をかけている方に
説明すべき。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:ニュース

ソニー、シャープ・・・ [経済]


シャープが5000人斬り!ソニー赤字!
もっと危機感を持つべきだと思う。日本は。
いつまでたっても
「日本の技術水準は最高レベル」
とか
「ガラパゴスだけど独自性は最高」
とか
「OO国性より商品自体は優れている」
とか、
「こんなものは他所の国では作れない」
とか。
自画自賛なんだよね。会社も、スポンサーについてもらってるマスコミも悪口言わないもんね。
マスコミも、
「日本企業の商品はは高くてねえ。中国製は心配だけど、
韓国製なら値段も信頼性も今ちょうどいいレベルだと思う」
くらい言えばいいのに、やれ反韓が怖いだの、スポンサー軍団のクレームが怖いだの、
日本製品自体をマスコミが世論の喚起から外してる。逃げてんだよね。

裏返すと
「日本の技術水準は最高レベルだけど高くて数が売れない」
とか
「独自性は最高だけど他国にニーズなし」
とか
「OO国性より商品自体は優れているけど高くて売れない」
とか、
「こんなものは他所の国では必要ない」
てな具合に売れない理由があるんだよな。

昔、1980年代に僕らはアメリカ製の自動車を買ったか?
5000CCのV8は最高にパワフルで、エンジン音もかっこよくて、
レザー張りのクーペは豪華だった。日本車はそれに比べて貧相で
エンストもよくした。でも日本車の基本性能が上がると、またたくまに
世界で売れた。壊れにくい。燃費がいい。内装もそれなりに
豪華になった。アメリカの自動車メーカーはもはや時代遅れで
息も絶え絶えになった。僕らはこの目で見てきたのに、大企業の経営陣は
いまだに自社製品の素晴らしさにうつつを抜かしているんだ。現実は。
5000ccのV8だってことに気付いてない。V8のスペックを200馬力から
220馬力に上げれば売れると思ってる。だからダメなんだ。
あの、日本車をハンマーでたたきつぶす哀れなアメリカ人のことを忘れたとでも言うのか。
日本人にハイアールの製品を壊させるような真似をさせるつもりか?

電気製品の新製品ってさ、いざ使ってみると不具合が多いんだよね。
洗濯機ひとつとっても、乾燥機だ、節水機能だ、とコマーシャルではいうんだけど
乾燥機は徹底的にしないと生乾きだったり、節水性能は2世代前の2漕式の方がよかったり。
炊飯器のコンピューターはすぐ壊れるし、おこわ機能だのなんとか機能だのなんて
めったに使わない。いや使ったことがない。
冷蔵庫の製氷機能とかも何年も経つと夏以外の使用頻度を考えると衛生面で不安なので
結局製氷皿を使ってる。

基本性能なんじゃないのかな、結局必要なものは。よほどぶっ飛んだものじゃない限り。
付加価値で利益率を上げて儲ける、ていうのはすごくかっこのいいセリフだけど
付加したけど価値がない、価値が認められないなんてものがほとんど。

基本性能に忠実で、デザインがよく、値段が安く、壊れにくい。
これが日本製品に期待されているものだと思う。
だって、日本人はそういうの好きじゃない。好きこそものの上手なれ、
でさ。軽自動車とか、発売当初ヒットしたとよたのVITZとか、
無印良品とか。必要なものでシンプルで控えめだけど
デザインが目の邪魔にならない、とかさ。

バックトゥザフューチャーでドクが
「何だ、日本製じゃないか」
と聞いて、
「80年代は日本製が最高なんだよ」
とマーティが答えるシーンがあった。

30年経って、シャープやソニーの経営陣の頭の中は
50年代を暮らすドクなみになってるってことなんだ。
2010年代のマーティが世界中にいるっていうのに。

赤字も首切りもそんな連中がやってるんだ。
てめえは何千万ももらっておきながらね。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

市場主義と国策 [経済]

世界中の平民は市場主義にチビるような思いをしてきた。
円高問題でエスタブリッシュメントが瓦解しても新たな市場の道筋が開くだけ、
と平然とすべきである。
円高になれば輸出株はへこむ。しかし、輸出株をすでに手放し円キャッシュを
持っている者にとっては他通貨ベースで相対的に利益が出たことになる。
大騒ぎしている輸出企業やマスコミの財務部が輸出株を握りしめて持ち合っているなど
ということはありえない。

円高は社会問題だというけれど、渡航の自由がある国に行ってしまえば渡航費用を差し引いて
なお有益なら個人的には投資は成功である。
わたしの貯金箱の中の100円玉は貯金箱を出ることなく0.8$から1.2$にここ数年で値を上げた。
1000豪ドルは10万円から一時5万円に目減りした。

市場主義はわたしたちを市場の中の住人にしてきた。
もはや国内問題、経済問題と個々の投資実績をリンクさせて「全体にとって悪い」
と問題視すること自体が間違っている。

これまでもいってきたが、借金がない人、輸入業者には円高は福音である。
利息のほとんどつかない貯金に投資してきた人にとっては円の価値はドルベースで
1.5倍のパフォーマンスがあったことになる。
住宅ローンを借入れて不動産に投資した人は、ドルベースの借金は1.5倍になった。
不動産の残価を差し引いて貯金した人より資産価値がなければその人の投資は貯金の
人より劣っている。
快適とか、自慢とか、達成感とかは別の話で、生活が劣っているとは言わない。
投資のパフォーマンスが劣っているとは言える。

マーケットには感情はない。
投資の成否は結果と資産価値だけなので、何もしなくとも得した人がいて、
あらゆる投資技術を駆使して損した立場の人がいる。

国策で利益誘導をして失敗した人がいるから国策で助けるというのは
フェアではない。住宅ローン減税キャンペーンに乗っかっておいて、
借金をしてまで住宅投資した人たちを救う気などさらさらない。
彼らは一応にこう口にしていた。
「減税があるうちに買った方が得」だと。投資判断にほかならない。
賃貸でキャッシュを持っている者が投資面で勝ったケース、というだけである。

ところが、世界経済を見切って、あるいは不動産の価値に疑問を持って
投資判断を誤らなかった人たちになんの恩恵もない。
本来報奨されるべき人々である。

増税を強いて、投資の失敗者の借金を繰り延べし、破産を容認して
貯蓄者の利益を奪っているだけである。
口では市場経済を唱えているが、真実は国策の失敗と
投資の失敗者の救済に追われているのだ。
経済政策とは市場主義の失敗の補完ではなく強化であるべきものなのに。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ドラッカー「新しい現実」 [経済]

最近ドラッカーが20数年前に書いた本を読んでいる。
書かれたのがソ連が崩壊したころなので、当然現実に起こったこととの齟齬はあるのだが、
面白い。

表現が平易で具体的。
うんうん、ほうほう、そうそう、
みたいな感じで読み物として読んでる。
当然こっちは試合の結果を知って、予想をさかのぼって読んでるんだから
ある程度の答えを知ってる。
中国やインドはまだ後進国(あえてこの言葉を使います)扱いで、
日本は成功の渦中のころであるので、不思議な感じだ。
50年代のドクとマーティが話をしているような、
子供のころ読んだ「未来図鑑」を読み返しているような、
ノストラダムスの大予言をいま読み返しているような、だ。

この人の本て読みやすいんやなあ、と思った。
学者というより人気作家の要素があるね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

財政は破綻するの? [経済]

財政は破綻するのか?
昨日日本の財政の安全性についてTVタックルでやってましたね。
公共投資をやって、金を動かして、金を刷って....
その通りです。数字は底上げされます。
負債も増えるけど資産も増えます。バランスシート(以下BS)は整ったままです。
これも本当のことです。数字上は。
でもね、問題は、BS上数字は整ってていてもつぶれる会社はいっぱいあるんですよ。

お金を刷るから資産に現金が増えます。
公共投資で物を作ります。事実上買うわけですよね。
現金は減って、固定資産が増えます。
資産の合計は新築物件を額面通りに計上すれば変わりません。

しかし、モノには支払っただけの価値はありません。
その間に利益をはじめ鞘が抜かれます。
少なくとも工事による利益(末端の労賃も含む)は資本主義である以上、
国の資産の価値からはどうしても抜かれて引き渡されるわけです。

工事の元請けの利益から、どれだけの税収が取れるでしょう?
工事の工賃や労務費からどれだけ所得税が取れるでしょう?
公共工事は一旦は数字上は合わせられるのだけれど、
翌年からの減価償却を上回る税収がキャッシュとして入らない限り
資産の減少を招くのです。どうしても。

それを覚悟した上での対費用効果や公共性、経済波及効果の話が必要なのです。
覚悟がない公共工事はただの不良資産です。
どんなにBS上の数字が整っていても、工事単体では実質債務超過です。

以前金融庁が金融機関の監査をしていましたよね。
その指針の中に、経営のよくない会社に貸し付けているのに
資産計上していないか、ということを亀井返済緩和何とか法までは厳しく監査すること
になってましたよね?
私も仕事上あれやこれやとBSの内情の問い合わせを受けて説明をさせられました。
あれ、是非とも国でやるべきじゃないですか?
今後の事業の有用性も必要ですが、まず確認すべきは自分の財布がどうなっているか。
民間企業者なら当たり前の感覚ですよね。

数字上BSが整っている会社の社長が来月の資金繰りがわからないのに
現金で高級車を買いました。損益は今月末は10円の黒字の予定です。
黒字企業です。
BS上はあっています。
現金が減って、固定資産が増えました。
負債は変わりません。
この状態を健康体と考えるでしょうか。
車は来月以降先々の資金繰りが建ってから、ではないでしょうか。

設備投資も同じで、対費用効果がある投資だとしても、儲かる可能性があったとしても
リスクを天秤にかけて財布に余裕が出来るまでは我慢しなければならない経営
もあるはずです。

学者さんやシンクタンクの人は自分が投資するわけじゃないからあんなこと言えるんです。
成功したら大手柄で、失敗してもノーリスク。評判を少し落とすくらいでしょう。
弁償しなくていいのです。
民間企業者感覚とはかけ離れています。
国と民間は違うとおっしゃるでしょう。
その通りです。でもまずは財布の中身の確認をして、
まともな資産と不良資産の評価をすることが先ではないですか?

猪瀬氏が、じゃあ、あなたは何をするの、と聞いたら「復興です」「次の地震への首都対策です」だって。
突然何の前触れもなく質問されても小学生でも答えられるよね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

インドの経済急減速 [経済]

これも問題だねえ。
人口10億の国だからねえ。
まあ、結局先進国に「供給して、余力で消費する」側の国だから
需要が落ち込めば減速するのは当たり前なんだけど、
新興国で6.5%とは。
先進国の好景気期並みだから、実質伸びなしでしょう。
資産があるうちは国内開発でしばらくはいけるでしょうけど
内需拡大が必須、ってなった時にどこから金を持ってくるか、だよね。
もともと大半が貧しい国だから耐性はあるんだろうけど、
一度楽を知ってしまうとなかなかね。
自動車を自転車に変えるのって勇気がいるんだよね。

いよいよ資本主義イナゴが一周してアメリカに帰るんかな。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

電機メーカーの赤字 [経済]

以前に書きましたが、アメリカの自動車業界が軽自動車規格を
攻撃しています。私はアメ車のデザインが昔から大好きですが、
その国のトレンドやニーズを考えない商品づくりと、他国のマーケットを超えた
商品力開発の乏しさのはけ口、といったところは間違いないでしょう。

我が国の電機メーカーは何も学ばなかったのでしょう。
「独自性より汎用性」、「機械を配ってでもソフトを使ってもらう」
といったビジネスモデルはもう何十年も前から始まっていたはずです。
いまさら「独自製品はよくてビジネスモデルが間違っていた」というのはどうでしょう。
製品のニーズのない商品は良い製品ではないのです。
間違っていたのはビジネスモデルではなく、必要のない「よくない」商品
だったからなのです。

ワンセグ開始当時の分厚い携帯、今も「家電」として使ってます。
FMラジオ、ICレコーダー、カメラ、ストップウォッチ、時計。
後の携帯はラジオはなくなったので、結構使えます。
携帯電話じゃなければ、こんなに高性能の小型のマシンはないですが、
毎日ポケットに入れて歩くには邪魔ですね。
アジアやアフリカじゃ売れんよなあ、と改めて思う。

技術の保全についても、軒先を貸して母屋を取られるのを嫌がったんでしょうが、
工場や株を譲渡することになって、結局軒先を貸すこともなく母屋を売りに出してしまった、
というより買いたたかれた。さっさと傘下にしておけばよかったのに、傘下に入ることになった。

アメ社業界の一方で日本車のニーズ、トレンド、マーケティング一辺倒の自動車も
飽きられ始めています。

中国産を笑っていたら、あっという間に追い抜かれた。
自分たちが60年代に10年でやってきたことを中国がやっていることを
忘れすぎじゃないか。
自動車なんて、他社の車をばらして真似して作って、デザインもまがい物のコピーをかぶせた
だけだったじゃないか。私は日本車のデザインがアメ車を上回ったことはない
と思っている。いつまでも、アメ車やドイツ社と比べても「負けない程度」でカカクヤスク、
という作り方をしてるから、勝てないのは当たり前。最初から超えるつもりがないから、
次にやってくる日本社製に「負けない程度の必要度」で価格安く、というのが出てきたから
負けたのだ。中国が21世紀に入って10年で追い抜いていくのは別に驚くべきことではない。
日本に60年代から70年代に起こったスピードと変わらない。
今、日本製品は板挟みだ。
オリジネイタ―の圧力と後進の追い上げ。
商売とは何か?をもう一度考える時期が来たのかも。
あと、規制、規制とうるせえんだよ、ほんとに。
闇市から発展してきたように、道端から、ガレージから、行商から商売が出来るようにしないと
日本は死んじゃう。そのためにも、サラリーマンの副業規約を禁止し、
経済の自由を促進しないと。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ギリシャは取り付け騒ぎ? [経済]

ギリシャの預金解約がすごい数字になってるらしい。
正確な預金に対する割合がわからないので
短絡的に「取り付け騒ぎ」とは言えないのかもしれないけれど
これがイタリアやスペインや、その他小国でも起こるとなると
笑い事じゃない。
通貨の危機は必ず連鎖する。どこかの株価が沈むと引きずられる
市場も必ず出る。
ユーロ、どうよ?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

フランス、ギリシャ、そして世界経済 [経済]

フランスは左派大統領、ギリシャは極左極右躍進。
2012年はたくさんの重要な選挙があって、動向が注目されてきたわけだけど、
序盤から荒れてるね。
フランス、ギリシャともに「緊縮財政反対論」が勝った形となった。
ギリシャは欧州に向かって「自国に口を出すな」ということであり、
フランスは「他の国のことに金を使うな」っていうことを選んだ。
欧州危機を回避しようとしたフランス・ドイツ連合に、
危機の当事者である国が「余計なお世話」といったのである。
つまり、今までの市場が楽観しようとしてきた要因の
当事者が要因から自ら離れていったのである。

円高は進むし、経済は混沌とする。
ダウは13000台を精神的支柱にするだろうけど
下回ったら買いは控えられるだろう。
織り込み済みと言い続けられるだろうか?
表面上は継続的に欧州政策は続けざるをえないだろうが、
国内政策重視を打ちだした大統領が全く同じだけの供給を欧州に送り続けるだろうか?
ドイツとの路線のヒビが表面化すればもう救うものがない。
ドイツだけが支えるなんてありえないし、それこそ従来からドイツでは不満の溜まった状態
を抱えている。
ましてやギリシャが「放っておけ」と言っているのである。
内国主義、あるいはナショナリズムが勃興するかもしれない。

そもそもユーロそのものの拡大主義に無理があったという面もあるので、
ユーロ圏の国家の破綻はユーロ下落しか引き起こさない。
自国独立通貨なら対ユーロのレートが悪化して超インフレが起こるだけで済んだところだが、
ギリシャをも同一の市場としてみるなら、ギリシャの労働価値、ギリシャでの物価の維持は
欧州全体の足かせでしかない。
経済混乱、ユーロ恐慌は十二分にありうる。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。