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東京市場

6月3日の東京株式市場の日経平均は512円72銭安の1万3261円82銭と500円超急落。
リスク回避売り、ということである。まあ、下げたとはいえ年初来を考えるとまだまだ
含みはあるから、もう一段の下げも考えられる。
円は100円の水準で年度がわりの水準に近く、株もそれに近いから、今後も円に連動するのか、
ひょっとすると100円は13000円の水準と読んでいるのか、というところである。

前に12000円の水準が反発の水準と読む旨書いたが、100円割れで90円台に円高が進めば
あっという間にその時期が来るかもしれない。ただ、90円台なら、こないだまでの
80円台そこそこの円高水準に比べて随分ましだから輸出業種の株はある程度で下げ止まる
だろう。

問題は金融である。債権安は直に効くから足腰が弱い銀行ではアベノミクス以前より株価が
下がった銀行もある。株高、債権安ならば含みが生きるが、株安債権安では
銀行の足腰がガタガタになってもおかしくない。
含みは危険にさらされ、安全パイはどんどん下がるのだからリスク業界と言っても間違いない。
結局、日本の構造的な問題が何も解決されないうちに、掛け声に株価が踊り始めて、
波紋がかえってきたら受け止められないということを露呈したと言ってもいいだろう。

結局金融業界の、利益の出ない投資、不動産担保頼みのリスク管理、国債神話への資産よりかかり
といった体質が続く限り、こういう動揺は起こる。
レスリングではないが、近代化が進まないと突然置いてきぼりを食う。
クールジャパンとかダサいこと言ってないでもうちょっと国に真剣に考えてほしいものだ。
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