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金融株はあかん [生活]

国がわけのわからない法律を作って消費税対策セールを禁止しているが、
消費税が上がる前ならいいだろう、というわけで金融業界が住宅ローンの
バーゲンセールを始めている。

しかも、日銀の政策資金0.1%で仕入れた金が元手だというからシニカルこの上ない。

住宅が駆け込み需要が起こる

住宅のバーゲンが起こる

消費税が上がる

住宅需要は落ち込む

とまあ、こういう筋書きの中で消費税前に先にセールを始めたのである。
これは消費税バーゲンセールではないのか?

もうひとつ言うと、建設業に銀行が金を貸すのは消費税まで、と言っているようなものだ。
今の時点で消費税が上がると需要は落ち込むと見込んでいるのであるから
消費税が上がるまでに売れる建設資金は貸すが、その後は貸さない、と言っているようなものだ。
どこの金貸しが売れない商品に運転資金を貸すだろう?
将来建設業に貸す運転資金を消費税までに住宅購入者にセールで貸そう、ということだ。
しかも日銀の政策資金で。

さらに言うと、消費税以降は金融業界もお先真っ暗だと思っているということだ。

貸す→長期にわたる利子→利益になる

という構図のはずであるが、
実質短期貸出なので、日銀の政策資金が終わった3年後には壮絶な争奪戦が起こる。
利用者の金利が上昇するか、銀行の金利を無理やり削るか、日銀に政策継続を強いるか、
どれになっても日本にいい影響はない。

住宅建設にはすべての業者が関わるので影響は莫大だ。
住宅ついでに車まで買い買える人が世の中にはたくさんいる。
駆け込みバーゲンで住宅を買ったひとの一部は、その後の不況で不良債権になる。
どこまで行っても良くないのである。

一番いいのは住宅を売るだけ売って、消費税と同時に会社を解散することかもしれない。
これが成長戦略なのか?
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日本は終わっている [世相]

今日新聞を読んでみて思った感想である。
日本は終わっている。
ダメだこりゃ。である。

なにせ日本が浮上する理由は何もない。
政府の経済対策は掛け声倒れで一気に株売りが突っ走っている。

規制緩和だ、構造改革だと言っているのに
高速道路は2065年まで無料化はお預けというのだから、私が死ぬまで有料である。

大学の改革は小手先の入学試験を変えるだけで、誰でも入れて出るのが難しいという制度にはならない。
つまり、時代が変わったために社会人が勉強をし直そう、あるいは新たな知識を手に入れよう
とする時代にはならない。あくまでも高校卒業者を対象としていて旧態然としたままだ。
職業の流動化だの、首切りをイージーにだの、結局言葉だけで社会を変えようという気がない。
人は学卒のまま生きなさい、ということだ。
格差をできるだけ縮めようという意思は全くない。

結局は社会制度に人間が合わせなさいということだ。
年金を払うか払わないかも教えない。
消費税は上げる。
歯車になれというメッセージだ。
出る杭はたたきつぶす。そういう社会が日本のお好みなのだ。

私は生まれて死ぬまでこの国で無料の高速道路に出あうことがなくなった。
アメリカがすべていいとは言わない。
しかし収入に比して相対的に安価な移動や住居、人生の選択肢の豊富さ、学ぶ機会
など、日本も少しは社会が変わっていくのではないかとずっと期待して
ここまで生きてきたが、今日の新聞には一切そういう期待にかなったことは載っていなかった。
投資家の方々、誠に申し訳ないが、日本は本日閉店であるガラガラぴしゃり。
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