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ストレステストのうそ [原発]

ストレステスト。
意味がないんだよね。
震度いくつまでなら安全な度合いが高い、て話なんだけど、
去年黒い白鳥が見つかっちゃった、てことをもう忘れたのかね。
昨日までいくら大丈夫だった、昨日までは実績100%だった、
といったって、今日事故が起これば安全ではなかった、
ということになるということを理解していない。
自分たちが求める結果(この場合は原子力発電が安全)
に合わせた実績(この場合は今日は事故がなかったという記録)
を積み重ねて証拠だといっているだけなので、
一切科学的とはいえないのだ。

「私がまだがんにかかっていないから、私はがんにかかる確率は0%である。
今日も検査をしたが、一切兆候はなかった。
また禁酒禁煙をし、完璧なバランスの食事をとっている。
だから私はがんに対して完全に安全である。
もしかかったからといって根治に対処できる高度治療に対して資金を十分に準備をしている
からがんで死ぬ確率は0%で、がんで死ぬことは絶対にない」
と私がこれまでの実績と準備を盾に医学のレポートを書いたとして、だれが受け容れるだろう?

IAEAなんてえのも大きく言えば原子力を使えるように
するための人の集まり何だから。
M9の地震が浅いとこで、直下で起こったら、という前提で安全な施設はどう考えても
世界に一つもないし、福島では「大事故」の実績もある。

ストレステストなんて言葉も金融用語なんだからいかに付焼刃かがわかる。
だまされてはいけない。
今日書いたことは、分野は全然違うけど、ナシーム・ニコラス・タレブのウケウリであるが、
彼の本を読めば「これまでは安全」ということの意味のなさの意味がわかると思う。
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