正男 [政治]
吉本新喜劇でおなじみの金正男氏の動向が気になる。
中国に「囲われている」らしいが、とても不気味。
混乱に乗じて、あるいは国境線に亡命者、脱北者があふれたとき
中国はどうするんだろう、と。
内政混乱、国家破綻があると、抑圧を恐れて国境に人が押し寄せる。
アフリカでもそうだった。
国境線の不安、混乱を大義名分に中国が介入していくのではないか
というのが最大の懸念だ。
それは、現北朝鮮体制の瓦解という意味では意味があるのかもしれないが、
共産主義の維持という意味では、中国は何としても北朝鮮を
韓国に落とさせるわけにはいかない。
つまり、なぜ正男が中国にとって手駒になっているかというと、
北朝鮮に介入し、政権を打倒した後、正男を据えた場合、
朝鮮労働党、国民に対して長男は「正統派」を宣言するのに好都合だからではないか、
ということである。
もとより正男氏は中国流の改革のシンパであり、実質傀儡政権の
誕生が中国からすれば期待できるのである。
また、豊富な資源を豊富な資金で買い付け、漁場も日本海、韓国沿岸にまで
及ばせることが出来るのである。それどころか、経済水域を「南北間」で合法的に交渉できる
ようになるのである。人道的にも独裁者を市場経済+共産主義が倒したという
大義が出来る。
中国共産主義の実質的東進であり、韓国は中国と38°線で向かい合うことになる。
韓国にとってポンコツ国家北朝鮮などは恐るるに足らず、あるいは、喧嘩上等で渡り合える
であろうが、中国となるとそうは行かない。そもそも朝鮮半島は属国という意識が
古来彼らにはどこかしらあるのである。これは脅威である。
逆にいえば韓国の北進は米国の北進であり、「中韓国境」などというものは彼らは
絶対に許さないのである。考えても見てほしい。統一の大義はあっても核兵器を持った
国を韓国が結果的に、一時的にでも優位に併合するのである。韓国は核を握るのである。
韓国が意図してそうしようとしまいと米国は中国との国境国であり、合法的に核を
手に入れた韓国の核を手放させるだろうか。
だから何があっても中国は北の維持あるいは支配は何があっても譲らないのである。
日本もうかうか韓国と事を構えている暇はない。
もちろん領土問題は十分に主張すべきであるが、「緩やかな崩壊が北朝鮮の市場経済
の導入、韓国との統合を生む」という楽観的立場は超平和主義的性善説で脳天気である。
朝鮮半島の奪取が過去の大戦の各国の要諦であったように、今回もそうなりかねないのである。
どこからを「中国の進攻」と呼ぶのか、どこまでを「南北の統一」と呼ぶのか、
国家として腹をくくった議論が必要となるだろう。
中国に「囲われている」らしいが、とても不気味。
混乱に乗じて、あるいは国境線に亡命者、脱北者があふれたとき
中国はどうするんだろう、と。
内政混乱、国家破綻があると、抑圧を恐れて国境に人が押し寄せる。
アフリカでもそうだった。
国境線の不安、混乱を大義名分に中国が介入していくのではないか
というのが最大の懸念だ。
それは、現北朝鮮体制の瓦解という意味では意味があるのかもしれないが、
共産主義の維持という意味では、中国は何としても北朝鮮を
韓国に落とさせるわけにはいかない。
つまり、なぜ正男が中国にとって手駒になっているかというと、
北朝鮮に介入し、政権を打倒した後、正男を据えた場合、
朝鮮労働党、国民に対して長男は「正統派」を宣言するのに好都合だからではないか、
ということである。
もとより正男氏は中国流の改革のシンパであり、実質傀儡政権の
誕生が中国からすれば期待できるのである。
また、豊富な資源を豊富な資金で買い付け、漁場も日本海、韓国沿岸にまで
及ばせることが出来るのである。それどころか、経済水域を「南北間」で合法的に交渉できる
ようになるのである。人道的にも独裁者を市場経済+共産主義が倒したという
大義が出来る。
中国共産主義の実質的東進であり、韓国は中国と38°線で向かい合うことになる。
韓国にとってポンコツ国家北朝鮮などは恐るるに足らず、あるいは、喧嘩上等で渡り合える
であろうが、中国となるとそうは行かない。そもそも朝鮮半島は属国という意識が
古来彼らにはどこかしらあるのである。これは脅威である。
逆にいえば韓国の北進は米国の北進であり、「中韓国境」などというものは彼らは
絶対に許さないのである。考えても見てほしい。統一の大義はあっても核兵器を持った
国を韓国が結果的に、一時的にでも優位に併合するのである。韓国は核を握るのである。
韓国が意図してそうしようとしまいと米国は中国との国境国であり、合法的に核を
手に入れた韓国の核を手放させるだろうか。
だから何があっても中国は北の維持あるいは支配は何があっても譲らないのである。
日本もうかうか韓国と事を構えている暇はない。
もちろん領土問題は十分に主張すべきであるが、「緩やかな崩壊が北朝鮮の市場経済
の導入、韓国との統合を生む」という楽観的立場は超平和主義的性善説で脳天気である。
朝鮮半島の奪取が過去の大戦の各国の要諦であったように、今回もそうなりかねないのである。
どこからを「中国の進攻」と呼ぶのか、どこまでを「南北の統一」と呼ぶのか、
国家として腹をくくった議論が必要となるだろう。
2011-12-26 13:47
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