SSブログ

年金問題はなぜ将来の問題なのか? [政治]

年金問題。
テレビも新聞も政治家も言わないことがある。
言わない理由は老人からの批難を恐れているから。

だれも言わないのは、現在の受給者の年金切下げである。
年金問題は将来の問題ではない。
今の受給世代の切下げをすれば確実に効果が上がる。

かれこれ20年以上払ってますけど、かけても、かけても、「もらえる時期を遠くします」
と言われたら、実質の大幅切下げですわ。
若いやつらは、現役の給料が低かったり、諸制度がなくなったりしてるから
もっと悲惨です。そら、払いよらんわ、と思うこともあります。
公務員だけちゃうかな。まあ、しゃあないと思えるのは。

要は、支払う金が足りません、てことですよね。
世代で総括するのはよくないかもしれないけれど、
受給中のシルバー世代は高度成長時代を生き、その時代の成長実績をもとに
制度を造り、今受給している。そして唯一の金余り世代である。
しかも、当時の拠出金の運用で年金をもらっているわけではなくて、
今の現役世代の拠出に本当は頼っている。
自分たちの年金拠出の運用分が枯渇しているのに、
同じように高額の年金を受取り続けるのはおかしいでしょ?

今回の現役世代の年金の遅配・大幅切下げについては大きく声を上げるべきです。

預金切り崩しだけで70歳まで生活できるでしょうか。

よく統計のマジック、と言われる預貯金の平均額1600万円を割り算してみると、
60歳から10年間、年160万円です。大富裕層を含んだ平均値です。
年金生活が始まる頃にはからっケツです。大病でもした日にゃ破算です。
70歳まで雇用する会社などありませんし、定年扱いの前倒しが横行している世の中で、
どうして生活するのでしょう。
年金の削減幅は新聞・雑誌では1600万円となっています。
つまり、平均値とされる預金がない人は、月15万円の生活でも途中で借金生活に陥るのです。

短くなった5年分の生活貯蓄を今から始めるとすると、消費は滞るでしょう。
何せ、45歳の私の世代は15年で1600万円の貯蓄を増額しないと生活の防衛が
出来なくなるのですから。年間100万円の支出縮小が必要になるのです。

住宅ローンも最長で組んでいる人たちがいます。
この人たちが20年後に破綻し始めたら、金融危機が起こります。
この人たちがローンの破綻を恐れ売却を始めると資産デフレが起こります。
(その点はいいことです。富の再分配が起こるということなので)

それならいっそ、せめて現在の年金支給を抑えて、半分くらい負担してもらっても
バチは当たらんでしょう。
息子が借金したり、生活費から親に金を渡してて、
生活費が足らん、借金はもうできん、いうてるのに親がいや、私の金は減らすな、いうのは
おかしいでしょう?
よく、「年金が減ると孫に小遣いもやれない」なんていうことを政策に反映させよう
とする政治家がいますが、年金は孫の小遣い資金でなくて生活費だし、我々の世代は
おまんま食いあげのピンチにあるのに、んなことまで聞いてられません。
高度成長期の資金を保養所やら箱物やらバブルに変えてしまった責任もあるんだし。

これからは貯金ですわ。投資も、ライフステージに適した借入による消費もくそもない。
自治体もそう、国もそう。もっぺん貯金。
しこたま失敗してきた経済論なんて無視して、現金を貯めましょう。
現金があって初めて消費したくなる世の中にしないと、借金まみれの
世の中になりまっせ。
昔の日本はそやった。物は金貯めてから買う。だから成長できたんだろうし、
だから、安定した社会があったんでしょう。
なんでもアメリカの学者の真似ばっかりして「経済学的にいうと」とか「最新の◎×経済論
によると消費は伸びる」とかいうてたらあかん。
世界中で、いままで経済政策がろくに成功してないんやから、すべて間違いです。
高利金融を銀行がやって伸びた消費は嘘もんです。

常にベル型曲線に当てはまるなんてことはないのです。
こういう学者をはやく学府や行政から追い出すべきです。
新日本型で行きましょう!新しい夜明けを!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。