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首相「先発予告」制選挙

首相公選制は憲法改正を要する。
だから出来ねえ、て話。

プロ野球開幕を前に、
「そういやあ、予告先発ってもんがあるけど、それを政治に使えばいいやないか」
と思った。

比例区で出馬する政党は事前に総理大臣候補を「先発予告」させる。
大臣は議員以外はなれないから、総理候補が落選したらその党から候補は出せない。
その事態を防ぐ方法としては、比例代表の1番は必ず総理候補にすることにする。
小選挙区で落ちられないからそうなるはずだ。
そうなれば比例区、すくなくとも全国区で誰が総理になるか確かめたうえで
投票することが出来る。
すくなくとも、地元の利益誘導の為の選挙で勝ちあがった人ではなくなる。

過半数が取れない党がいっぱい出てきても、だれが候補なのかは国民は
わかっている。
裏取引で名前も出てなかった奴が傀儡政権として登場することはなくなる。
党が掲げるマニフェストの実行をしない総理大臣は少なくとも選挙後すぐには登場しなくなる。
連立政権の際に政策調整はされるだろうけど、選挙前にだれが総理になるかわからない
よりはいい。選挙後の密談で「だれならうちの党も納得だよ」なんて駆け引きは見たくない。

党は、選挙前に総理候補と公約を真剣に選ばなければならなくなる。
選挙が終わってから、さて誰にしよう、って決めるけど、
政治に熱心な一般党員からすれば、総理候補が誰になるのか、
どのような政策論者かを咀嚼する暇もない。つまり、熱心な支持者ですら
政局のかごの外にある。
少なくとも、支持者や党員から選ばれし候補が党内で選ばれることはない。
党員の意思の反映にもなる。

選挙後何日かであたふたと議員の投票が行われ、各派閥が徹夜で電話密談をする必要も
なくなる。あれほど旧体制を批判した民主党ですら「野田前夜」はあのざまだった。
総理候補を何日間かの「電撃指名」されては国民は迷惑である。

首相は交替もありうるので「先発予告」に過ぎないかもしれないが、
民主党のように、選んだはいいが派閥争いでガタガタ、マニフェストも無視では困る。
選挙の重みを持たせるために、そのようなこともやってみてはどうか。

それくらいは法律にしなくても各党合意で「今回はそうしよう」とできるんじゃない?
ワンイシューはよくないかもしれないけど、首相を選ぶというワンイシューはとても
重みがあると思うよ。


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