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「保守と原発」の記事を読んで~保守と革新 [原発]

「保守と原発」という興味深い記事を読んだ。保守=親原発はおかしい
という論点があった。

旧皇族であり、「保守主義者」を自認されている慶応大の講師の方が、
「国土を損なうから原発には反対」との見解を述べられてている。
また、「反革新」=「親原発」という短絡さに異を唱える旨を述べられている。
親「皇族維持」派の方である。

確かに、「反革新」=反「反原発」というのは短絡的だ。
逆に「左翼」=「反原発」もおかしい。共産主義国が核エネルギーを使用して
こなかったということはない(国力の問題はある)。

東電や原発についてブログで意見をいうと、イデオロギー色の強い方面の方々
から、コメントを多めにいただいたりすることとなる。(消すのも大変)

保革とも「それらしくあるべきイデオロギーのしつらえ」とは面妖なものである。
私は、平和な国であるために現在の自衛隊を認めないわけではない。
共産主義国家は軍力と抑圧なくして成り立たないのに、なぜ共産主義政党が
自衛隊すら認めないのかわからない。
自衛隊を認めるためには、憲法の改正は必要である。国家である以上、制度上
整合させるためには必要なのである。

軍拡、侵略主義にならぬよう徹底して議論は尽くさねばならない。
私は平和を願っている。子孫がいる以上、本能的なものだ。
自分も含めて戦争で死ぬ、殺される等絶対にいやだ。
ヒーローになるより、生きてなんぼ、の人間だ。
だが、強権国ロシア、共産主義独裁国北朝鮮、中国に囲まれているのは事実だ。
しかも、強力な軍備を図っている。隣国韓国とも領土的軋轢はある。韓国とて、
臨戦国家である以上、軍備は強力だ。

ところが、極左論客、とまで行くこともなく、何の存在意義もない左派政党党首、議員
(特に社民党はひどい)や、市民運動あがりの左翼議員、はたまたうら若き学生左翼、
ご婦人団体、宗教団体まで、自衛隊は絶対反対、おれたちを殺す気か、女の敵、
イエスの精神に反する、という。

今、自衛隊はおっさんだけを守っている(現在も守っている)軍隊だろうか。
現在、近隣のどの国が「侵略的拡大」「軍力誇示」を行っているのだろうか。
今起こっている大規模な戦争・紛争にキリスト教が関与していない戦争が
あるだろうか(イスラム教とて、そもそもは旧約聖書に則っており、ある意味
では同宗教の分派、と見ることさえできる)。

フェミニズム、宗教という本来左右のイデオロギーとかけ離れたところのポスター
に、あまりに手垢のついた左翼的イデオロギーの発揚、脚色がなされていると、
「あれさえなけりゃいいこと言ってるのになあ」と残念に思う。
これもまた、革新=「反XX」、保守=「反XX」という短絡思想の一端だと思う。

反保守というのは、実はマスコミにとって安全な思想だ、と有名解説員が
言っていた。革新というのは、ちっとも新しくなく、反革新、あっての革新に
なり下がっているのである。反米政党が、アメリカ軍統治の為に作った憲法
を革新の御旗として振りかざしている。皮肉なもんだ。

保守主義者が、「たかが企業どもが、我らが愛すべき国民を奴隷扱いするなど
けしからん」と強力に労働者の救済を訴えたら、革新はどういうのだろう。
おそらく「ナチ」と呼ぶんだろうなあ。イデオロギーありきの政治家の
みなさんは労働者たる吾を誰ひとり結局救わんのか、と思うと「なんだかなあ」
と救われん気分になる。いや救われんのだ。

マッチョも、フェミニンも嫌だなあ、と思うおっさんは困ってしまってわんわん
鳴くばかり、である。
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