コモンズ

いいんじゃない？
彼らを支持するんでもないし、思想がどうのこうのというのではなくて、
真にやりたいことを言って分裂する。
健康的じゃないか。

もうすでに民主党ではないかもしれないけど、
野田支配から出て行くというのはいたしかたない。
多党時代がまた来るのかもしれないし、野合政治の復活かもしれない。
でも、民主党だって十分不健康な野合であって、
数の力を使って方針変更を国民に受け入れさせるなんて、
投票行動に反した政治を受け入れることの強要だ。

それだったら、出来るだけ多様性を政党にもたせて
真に近いところに投票した方がニーズにはあっている。
2党政治というのは、英国では労働者対上流階級で、
米国では保守対リベラルっていう明確な対立軸の積み上げで出来上がったもので、一朝一夕じゃない。
護憲対改憲というのは重要なテーマで、ここ数年語られることだろうけど、それはイデオロギーの対立
の範囲で二大政党政治確立の段階ではない。

アメリカも英国も国家観は確立されていて、まず自国があり、その利益があり、
国防がある、という点ではまったく揺らがない。
軍事だけでなく、為替や経済対策でも譲ることはない。
ドルとポンドに対する姿勢を見ればわかる。
その土台の上で階級間闘争や政策論争があるから二大政党が成り立っている。
日本は未だに国家観論争の段階。
二大政党論はまだ早い。
そういう意味では護憲対改憲論争に決着をつけるのも進化の一段階と言えるかもしれない。

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