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エルピーダ...資本主義は死んだ。 [経済]

エルピーダは更生法を申請した。
エルピーダはもともと「産業活力再生」会社つぃて公的資金が注入されていた。
今回の更生法申請にあたり、債権者に国は100%保証をつけるという。

資本主義の死、である。

エルピーダは税金投入がなければ2009年になくなっていたはずである。
ところが延命しただけでわずか3年ともたず倒産した。
これは、税金に対しての詐欺だ。
随分経済界は自由化だなんだと息巻くが、
いざとなると税金を借りておいて、ほなさいならである。

債権者への100%保証も実質は補償である。
エルピーダの先行きに不信感を感じた取引先経営者たちは
離れて行ったはずである。自己の努力で経営をしているのであるが、
彼らにはなんら補償はない。
国政に「付き合ってくれた」人には補償を与える。
逆である。
エルピーダを取引先に選んだ会社は経営責任をとって
倒産すべきなのである。
鼻を聴かせた人には冷たく、「国がついているから大丈夫」
とたかをくくった経営の才覚がないひとか、
あるいは「国が最後は何とかしてくれる」と資本主義の弱点をついた
才覚にあふれた経営をした人は救われて、まともに経営した
人は守られない。

恥の文化の後退。
「国に会社を助けてもらう」「従業員を辞めさせないともたない」
ことが恥でなくなって
「資金力の回復」「人件費の削減」
と考えるようになった市場の評価の潮目が日本経済転落の潮目。
日本の資本主義は死んだのだ。
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