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ツアーの嫌な思い出 [旅]

私はツアーが嫌いだ。
海外のビーチリゾートなどであまりに価格の差が激しいとホテルと飛行機のセットくらいは
利用することがあるが。

もともと旅は気ままに、という主義なので、泊る宿も、飛行機も、時間も自分で決めたいたちなのだが、
とくにある出来事があってから、二度と国内では使わなくなり、国内旅行が億劫になった。

前にこんなことがあった。
ある大手旅行会社企画の温泉ツアーだった。
若干季節外れで、「お部屋で食事つきでXXXXX円!」
とセールスポイントがでかでかと書かれていた。
夫婦連れ数組であり、男女入り混じってのミニ宴会が出来るね、
ということで予約時に旅行会社にも確認し、旅館へ車で向かった。

いざ着いてみると、仲居が来て(他所の旅館では「仲居さん」と呼んでいます)
「食事は何時に食堂へ行ってください」
とつっけんどんに言われた。
話が違う、といっても全く取り合わなかった。
「うちではこのプランではそんなことやりません」
キレ気味に突き放され、仲居は出て行った。

旅行会社に電話した。
手違いとか、オーバーブッキングとか、事情で出来ないというならまだしも、事前の予約をし、申込時に
部屋食を確認・説明されたのに、そんなことは「しない」と旅館が言い続けているのは納得できなかった。

過大広告か、仕入先のホテルとの契約ミスなのか、はたまた旅客は「しょうがないから」
と引き下がるとでもハナから思っていたのかは知らないが、とにかくそこで自分たちに起こったことは
条件の相違であって、かつ、履行できることなのだ。
旅行会社でどう対処するのか決めて連絡をすぐにくれ、と返事を待った。

夕方に宿について、飯のことが決まらないやるせなさを全員が感じていた。
腹のなかではどっちでもいいや、と思ってたけど、条件が違えばやっぱり気にくわない。
結果旅行会社から連絡があり、こちらの主張が通ったわけであるが、
こういう思いは二度としたくないや、と思い、こういうツアーは全く利用しなくなった。
事前に予約、先払条件で手配フィーを旅行会社に払ってもこの程度だ。
行ってみなければわからないような旅館のお仕着せの飯より、
現地に赴き、自分が決めた店、時間、メニューで食べるのが一番だ、と思うようになったのだ。

ネット予約の普及で老舗旅行会社は苦戦、というがこんな商売をしていたのだから当たり前だ。
旅程も不明、ホテルも不明、料理も不明で行き先と値段だけが付いていてフィーだけはとる。
そんな時代のツケが今も残っている。
自分で飛行機を決め、ホテルも決められる。選択肢は旅行会社お抱えのホテルだけじゃないという時代を
予見できなかったのだろう。

去年、大手ホテルの偽装食品の問題が騒ぎになったけれども、
こういう思いは二度としたくないや、と思った人は何があっても自分では
そのホテルには行かない。

金額の大小じゃなくて、だまされた、というのは一番人は嫌がる。
違うかね?
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