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松浦真也の破壊力~金融業界の星 [吉本新喜劇]

5/21、京橋花月に新喜劇を拝観しに行った。
現地視察はNGKに前回行って以来概ね10年ぶりである。

そこですさまじいものを見てしまった。
松浦真也である。
テレビではギター片手のみょうちくりんなのおもろいおっさん程度の認識であったため、名前すら覚知らなかったが、実物をみて驚いた。

「フランス語の歌では怒りが伝わらない。」

それだけの、たったそれだけのことだ。私の脳みそは沸騰した。まさに沸騰だ。
残念ながら、他にことばがみつからない。
彼の口が開き、呼気が、彼の声門を通過し出てくるごとに、涙が止まらない、横隔膜は痙攣したまま抑えることを忘れる。
ずっと、顔が、頬の筋肉が、彼が次に何を言うのかを待っている。
期待通りの、いや、期待以上のことを体現し、言葉を発するものだから、我が脳の挙動はランダム性に満ち、何かが分泌され、満ち溢れ、混乱し、横隔膜ならびに腹筋の激痛を引き起こすのである。

劇場出口の「お見送り」の際も礼儀正しく、子供との撮影にも応じてくれた。
「めちゃめちゃおもしろかったわ~」と声をかけると、まるでフェルメールの絵のごとく、繊細極まりなく描かれた彼の口髭の下に満面の笑みをたたえ、私のような、50年代風髪型(薄手)の眼鏡のおっさんにも丁寧にお辞儀をしてくれた。京都市出身というのもさらに愛着がわく。

私が花紀京さんに小学生の頃受けた笑撃を、我が息子も受けた。
そして高校を出るころから後、他の地方のひとに、「なんで今日はテレビで一日中お笑いやってるの?特番?」と質問される日がやってくるのだ。

youtubeや、wikiで一晩検索しまくった。
金融業界のナーバスな部分に光をあて、歪曲することなく表現する彼の手法は金融工学で業界を分析する連中よりはるかに高等で核心を突いている。なぜなら、金融工学には「取立の恐怖」は数式化されていないからだ(一部に消費者行動として含まれているかも知れないが)。

今日まで、彼についてのいろんなことを知らなかったことを後悔している。いや、もはや損した気分だ。

松浦真也。今日から私のプロフィールの設定を変えよう。この日の衝撃を忘れぬために。
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