SSブログ

小保方氏会見 [科学分野]

何となくではあるが、失態をやらかした社員と、世紀の大発表の検証が出来なかった会社との
責任のなすりつけ合いの様相で、興味が薄れてきた。

小保方全面否定からスタートしたとしても、会見で本人が語っていた共著者の検証はどうだったのかという
疑問は残る。
今回会見で、若山氏の名前が再々出て、「そのあたりは得意分野の若山先生にお願いした」
というニュアンスだった。
幕引きしてしまいたい共著者と、しっぽを離さない彼女が頭に浮かぶ。

以外にも冷静で、淡々と、責任論、感情論以外の質問には答えていたように思う。

結局、社内の不正か失敗か、捏造かミスかなんていうのは理研社内の問題で、
STAPの事象があったかなかったかが問題なのに、と感じてしまう。

理研自体が「あった」と確認してネイチャーに推したのか、形式的に論文を見て推したのか、
確認自体を否定しようが、肯定しようが、理研自体の研究発表のあり方は批判されるべきだろう。

「研究」という、現時点では無形なものだから「発表したが騙された」なんて言ってられるけど、
これがエンドユーザーに届く商品や、安全にかかわる機械や、金融の仕組みだったらどうだろう。
「一社員に騙されました。検証し直します」では済まないはずだ。
秘密研究であれ何であれ、すべて法人の行動は利益のためと法律では見る。
ましてや特許等、莫大な利益を我がものにするか他社・他国のモノとするか、という
重大な発表のリリースにおいて検証してませんでした、騙されました、というのはあまりにもおそまつである。
発表した安全装置が誤作動したら、金融商品がプログラミングのエラーで取引停止になったら、
商品が爆発したら・・・どうなるかである。

残念ながら、小保方氏のあり方や、事実がどうであったとしても、1社員の責任では収まらないというのが
世間の常識だろう。会社、同氏の会見を見て、リリースした責任が著しく抜け落ちていたと感じた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。