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猪瀬知事の給与返還申出 [政治]

彼の話の中でこれが一番まずい発言だな、と思いました。

彼は、
「知事選挙に落ちたら、給与がなくなって事務所維持や生活費が調達出来ないと考えた」
と語っていましたよね。

彼は給料がなって、たちまち生活と事務所維持に不足する金を5000万円と計算して借り入れた、
と言っています。

知事の月給は確か150万くらい、ボーナスは通年700万くらいだから年収2500-3000万円でしょう。

知事選に敗れていた場合は知事選落選後でも十分評論家、コメンテーター、著述家としてやっていけた
でしょう。しかもフルタイムで出来たことです。副知事の給与を下回ったでしょうか?

それらを考慮しつつも、彼が語った金額が妥当だったとして、知事給与を返還するとなると債権者は
驚天動地です。事務所経費から2000万円のキャッシュが消えてしまうからです。

給料は当選後1年で3000万円ですから、既に2000万円が不足しているはずです。
知事を続けながら、給料返上、賞与受取の場合、現在不足額2000万円に
来年の必要経費5000万円を足して賞与1000万円を引いても1年後の不足額は6000万円となるのです。

「全部が全部資金不足になるわけないじゃん、色々入ってくるんだろ」
とお考えになるかもしれませんが、知事が、選挙前に、失職した場合個人の懐として不足しそうな金額と
して計算した「資金不足額」だから、副収入を含めて年間不足額が5000万円、なのです。
副収入を生活費に計上しない人なんているでしょうか?

「一時的な運転資金だ」
という話ならなお深刻です。
運転資金は入ってくるものがあってはじめて減る、あるいは消えて行くのですから、年間
2000万円のお金が停まれば一大事です。知事の給与があっても2000万円の資金不足
なのですから、それと同額のキャッシュが入らなくなるのです。
給与債務、対外債務の資金源が2000万円停まるのですから。

「長期の運転資金だったとしたら5年で割ったら大したことないじゃないか」
と言われるかもしれませんが、選挙後の事務所維持費と生活費と言明していますよね。
長期の運転資金なら急いで返すことはありません。理由は5000万キャッシュが
なくなると資金不足になって大変だからです。

「選挙で持ち出しが少なかったから返せたんだろ」
ということになるとさらに問題ですよね?
選挙の為に借り入れた意図があった可能性が出てきます。

猪瀬知事のおっしゃることが妥当な数字で、真実であったと仮定するなら
私が債権者だったら、すぐ支払の交渉に動いて、当面のお取引は断るでしょうね。
資金不足見込みとして公表した数字と、売上減少2000万を比べて、さらに
手持ちのキャッシュから支払に5000万円回ちゃったんですからね。心配しますよね。
真実でないなら取引継続・・・といいたいとこですが、真実でなかったら、収入源である本人が
失職し、疑獄事件で起訴されそうな状況では残念ながらお断り、とせざるを得ないでしょうな。

給与がないと事務所が維持できないから返還しません!でないとつじつま合わないもん。
違いますかね?
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