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人員流動化のために資格の開放を! [政府]

職業の流動化が叫ばれ、実際転職者が増加する一方である。
ところが日本の場合、ステップアップしていくことはなかなか困難だ。

そこには資格制度の閉鎖性がある。
既得権者の妨害と言ってもいい。

例えば、調理師。無資格営業ができるが、資格を取って営業しようとすると実経験2年以上、
となっている。つまり、衛生や調理や健康の知識のない人の料理は食べられるが、独学で
知識と資格を持って開業しよういう人の料理は食べられないのだ。
結局消費者は無資格、無知識な人の調理を信じて食べるだけである。
資格の逆転現象である。もっとも調理に携わる人の中の資格で、ステップアップの為の
資格だったということだろうが、外部からの参入障壁になってしまったことは間違いない。

実務何年、学校3年以上などという資格が多すぎてはとてもではないが職業の流動化など
進まない。転職したらアルバイトを2年、3年とやらねければならない。
家族を養うためにはそんなことは難しい。
ということは中間層の転職の障害になっているということだ。

私は経験者の優遇を認めないわけではないし、技術訓練を行ったものに限るものはそれでいい。
問題は業界外部者が受験すらできないという状況が問題だと言っている。
合格のバーを上げる、実務者外の必須一次試験を設ける、論説試験や面接試験を追加する、
など色々できるはずだ。
外部の人間を排除するような「実務何年」というのは人間の流動化にはつながらない。
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