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キプロスは世界恐慌の引き金? [経済]


これってプロの仕事?って思う事態だ。
報道で聴くところじゃ預金自体に課徴するらしい。
10万ユーロ以上の預金の1割、それ以下の6.75%を資金投入で守ってやるからよこせ、ということだ。
1兆2千億円ということは人口80万人の堺くらい国に対して1人150万円を投入して
金融を救うっていうのだ。
プアな国ならしょうがないと思いきや、ロシアの資金が大半だという。ロシアの資金を救うために
投入したのにキプロスの市民まで10万ユーロにつき1万ユーロ近くを持っていかれるのだ。
本当にキプロスを救ったのか?

さて、恐慌なんて文字を使ったのは理由がある。
景気は気だ、などと最近よく言われているが、だとしたら恐慌は非現実的とは言えない。

これを前例としてイタリアやスペインの大銀行に「不景気課徴金」だか「経営不良課徴金」
だかが掛けられる可能性だって出てくるのだ。
つまり、こつこつ10万ユーロ貯金したのに、1万はもらうよと取られるのだ。
銀行の預金機能が維持されなくなるということだ。
だれが10%の保管料を払って銀行に預けるか?
預金だってリスクはとるとはいえ、昨日までのルールを変えたから、もう引き出せないよ、
1割もらうよというのは出口なしの暴力バーのお勘定なみだ。
預金の引き出しが始まれば金融機関の流動性は極めて低くなる。
数字のやり取りで動いている銀行の数字が停まったら、すなわちさようなら、ということだ。
これは風評などではなくて、1つの可能性である。

ユーロ圏は世界の経済を本当に考えているのか?
単にユーロを維持したいだけなのか。
だとしたらもう元の通貨に戻した方がリスクは分散する。
イギリスの通貨独立を締め上げた連中が痛手を食っておしまいである。
しかしまた恐慌という言葉が再浮上するのだ。
何でも危ない話を風評呼ばわりするのはよくない。
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