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節電x原発2 [原発]

今年の夏は節電した。
電力は80%台の利用率で推移していた。
電力不足の発生予想を大きく下回った。というか、余力があった。

暑かった。冷房は3回使った。
テレビ朝日の電力が足りたという番組では
「家庭ではまだ絞った雑巾じゃない。まだまだ節電は進められる」
と言っていたが、家内で大半の作業をするものとしては「あほかいな」と思うしかなかった。

朝から家を空けて、地下鉄に乗って、テレビ局の空調の中で過ごしてるやつには
京都の地の底、天の果てからやってくる暑さなどはわかるまい。

各論、感想はともあれ、電力は足りた。
大震災を境に電力需要は減るか、代替されるか、に加速するだろう。

「原発がなくなったら燃料費が上がるから電気代は上がる!」
と彼らは言っている。
その通りかもしれない。
しかし、代替の普及が起これば一概にそう言えるだろうか。

例えばそれが同様の燃料を使ったとしてもガス会社の家庭電力システムに
シフトすればそこに起こるのは競争である。

原料の値段が同じでも、設備さえあればガスそのものを買うだけで発電できる
場合と、原発周辺の体育館や図書館の建設費や議員との交際費まで含めた電気代
を支払うのとどちらが高くなるのかは定かではないだろう。

ガス会社はコンロのリースを展開している。製作費が安くった時点でガス発電システムを
リースしたら、ガスだけで発電できるシステムの方が優位な感じがするのは私だけだろうか。
少なくとも、両方使うことが出来ればシェアは割れるのである。

シェアさえ割れれば競争が起こる。独占は崩れるのである。
はたして燃料代のアップ分を上乗せし続けるだろうか?
比較で「電気代が高いから使いたくない」と判断され始めたら、
最後には、電力業界側から電気料金決定の自由化を求めてくるのではないかとさえ思う。
石炭が石油に変わって、世界中の石炭業界に何が起こったか。
電力会社は忘れているのである。





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