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世代間闘争と資本主義と教育 [世相]

私は世代間闘争は必要だと思います。
どう考えても高齢者は優遇されすぎです。若年層はそのツケを当然のように払わされているのです。

高度経済成長時代の恩恵を受け、
終身雇用を利用して不動産を持ち、
自分たちが制度を作り、払ってもいない保険料で生活する。

我々の世代はは他人が作った制度に縛られ、経済を守るためと
不安定な雇用にさらされ、長期の展望をもつことが難しい。
長期の展望が覆ったものは債務に追われ、
それでも他人の生活費を支払っている。

政治家もマスコミも高齢者に不利なことが出てくると儒教思想を持ちだして
日本の基礎を作ってきた方々がどうのこうのと擁護する。
生活のケアと尊敬心をごっちゃにしている。
そして高齢者はケア以上の自分への尊敬を求めるようになっている。
私は尊敬できる高齢者には敬意を払っている。
しかし、それとケアに必要な公的資金の問題は別である。
孫に小遣いもやれない、とよくインタビューで答える人がいるがおかどちがいである。
孫の小遣いは自分の甲斐性であって、国がもつべき生活資金ではないのだ。

若者には資本主義のルールの順守を求め、会社はひたすら利潤の追求を
行う欧米式なのに、労働者には「厳しい経営環境のなかの経営継続の為」
と経営能力の無能さを認めないうちに労働に対する利益の追求をやめさせる。
驚くべきことに働く者も労働というもので利潤を追求することが資本主義の
在り方だということを忘れている。いや知らない。
それは古い、相互の協力だ、というのだが、経営側との協力に資しているのは
自分たちだという自覚がない。

完全に教育の失敗である。
日本国憲法を学校は教えているのであろうか。
9条以外のことを教えているのだろうか。
権利と義務があって、公の権利を主張することを悪だと教えていないか?
(個人的生活については主張することを教えられているようだ)
悪を悪ということを教えないのはなぜだ?
穏やかであることは大事だが、正当な要求をすることの芽まで摘んでいないか?
拝金のみを善と教えていないか?
(富は善の一部ではある)
道徳と社会の授業をしっかり分けて教えないからこういうことになる。


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