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マイケルサンデル [正義]

マイケルサンデルの
5000人白熱教室(このタイトルには飽き飽きするね)
を観ました。
最後のところで、「金と市場は行きすぎてるか」
という問いかけがありましたが、行き過ぎかどうかより、
市場主義者は市場万能主義って原則にありながら、
失敗した時に政府に助けを求めて
「今俺たちを助けないと大変なことになるぞ」という脅しをかけて
責任を取らないところに問題があるのではないかと思いました。
失敗を誰かに助けてもらおうという市場主義は明らかに出過ぎたおごりに立脚する行為であり、
倒産を受け入れるべきだと思うよ。
それはある種の保護主義で市場主義ではないから、そういうところで市場主義を守ろうとするなら
原則に従いつつ、公共性や雇用、社会意識にに対して謙虚であるべきだし、おのずと出過ぎてはいけないところは判明するはず。
市場主義は最適な企業が最適でない企業を駆逐するものだから最適でなくなった企業が
政府に懇願するなんてもってのほかです。最適化の努力をしてきた企業の芽を摘み
政治力で生き残るのは全く市場主義ではない。
日本の誰もが知る大企業家が、法律ぎりぎりのところで裏をかくくらいじゃないとダメ、
みたいなことを言っていたけど、日本企業のコンプラ意識や社会へのの誠実性が形式的なところは
そういう先人を偉人とあがめる体質が機能不全を起こしているのだと思う。
したがって日本は形式上保護主義ではないがマインドは完璧な保護主義です。


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