亀井。国民新党。

亀井静香は個人的に嫌い。
豪胆だ何だとほめそやす人もいるけど、やっぱり旧式議員。
筋を通すのは認めるけど、反改革の臭いがぷんぷんする。

経済対策として金融円滑化法を展開したことも反時代的だった。
自由経済を生きさせられて、自己責任を突き付けられて、我慢している私たち
市中のものからすれば、借金の責任を回避を認める法律は自由経済のルール
を逸脱している。破綻企業を減らすというのは、帳簿上金融ギョーカイを守る
ことになるので、貸し手の実態の不良債権を隠し、本来処理されるべきものの
借り得を横行させているだけにしか見えない。
もっというなら、預金者から利子を奪っている、といっていい。

本来、債務の行き詰まりは市場の下落をもたらし、
「下落後ならば資産を得ることが出来る」ものの参入を促す。
個人的には悲劇でも、市場の刷新を促すという面では無意味ではない。

つまり、金融円滑化法は旧エスタブリッシュメント保護政策であり、再分配の阻害要因であり、かつ
結果的に、本来「持てる次世代なれたはず」の資産を持った市場参入者を排除する性格がある。
自由経済とは全く逆、最果ての極北にある法律だ。

郵政も同じ。反改革というよか反改善である。
だから、離合集散の登山チームのベースキャンプどまりの国民新党など
全く支持していないのであるが、政治を混乱させるくらいならさっさと解党
してほしい。

協定書の筋を通すところは認める。が、古いもんは古い。
結論。

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