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セシウムミルク [原発]

自分の息子はひどいアトピーだった。
血の出やすいところをかきむしった時はベビー布団が血まみれになるほど
のことがあった。
妻は大変だった。自分由来かもしれないと精神的にも悩み、
病院の門をたたいた。たまたま専門の大先生の診察に当たり、指導通り
母乳のほか、アレルゲンに対応できる粉ミルクを飲ませ、
除去食を何年も毎食手作り。出かける時も、旅先でも
アパートメントタイプのホテルを探し、調理して食べさせた。
妻は本当に随分苦労した。
しかし、苦労の甲斐あって、今では我が家で子供は一番の美肌である。
いろんな苦労は年々忘れていくが、今でも、おっぱいや哺乳瓶を飲みながら
毎回途中で眠ってしまうあの顔が忘れられない。

その愛すべき赤ちゃんたちが、セシウム入りのミルクを飲んでいたなんて...
お母さん、お父さん方の心労は計り知れない。
政府は「市場に出回っている食品は安全」といっていた。
企業は「当社の製品は十分検査している」「安全に口にしてもらえるよう努力している」
といっていた。しかし、口に入る段階での放射能の検査はしていなかった...

自然の吸気に問題があった、という。
あの時点では空気にも、水にも、土にも、原料にも問題はあった。
原発事故があったことは知っていた。しかし、生産した。
生産したのはいい。しかし、消費者の口に入る段階での確認をはしょった結果、
赤ちゃんの口に入った。
日本人は立派で、性善説的とマスコミでは鼓舞しているが、被災地をあらす泥棒もいれば、
こういう会社もある。
くれよんしんちゃんが住む春日部。原発から200km。吸気口から吸った空気のセシウムが
製品に残っていた。
あの時、東京には本当はどれくらい降ったのか....
米政府の即退避せよという言葉は科学的には正しかったのではないのか。

これだけ時間を経ても一向に疑念は消えない。
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