年金ショック！

年金定期便到着。
掛け金総額：受取予定の年額みてがっかりした。
年金の支払額の合計を上回ろうとすると、10年かかる。
70歳支給開始になったら、70まで働いて、80まで生きてもリタイア期間たったの10年。
しかも掛け金：支払額はそれでもトントン。

ここまでとは思っていなかったのであらためて愕然。
80で死ぬなら、年金掛けずに普通口座においといても何の損にもならなかったんだな。
貯金通帳にあれば、家族の病院代や子供の学費でとっさにいる大金がいざという時に
引き出せるけど、25年以上も掛け金を掛け続けて70までもらえない金を国に預けてる
と思うと、がっかりする。
ご丁寧に「20年受取れれば2.5倍もらえますよ」と書いてある。90かよ！
厚年の私でこれじゃ、国民年金なんてもっと誰も掛けなくなるよ。
「年金は掛けず、なくなったら生活保護」、このアティテュードが僕はすごく嫌いだけど、
ミクロの経済理論で行けば「あり」になる。最低限食い繋ぐリスクはケアされているし、
「年金なし+貯金」で行っても死亡によって受給を失うリスクが、無年金のリスクを
いくらか相殺してしまう。

このまま支給時期の遅延を許せば、掛けてきた人には国家的詐欺となるし、
無年金のモラル崩壊は進み、年金制度自体の崩壊を起こす。
今もらっている人の年金を減らしてでも、せめて支給時期は守るべきだ。
でないのなら、一旦返してほしい。自分で運用するから。

働き始めた頃は制度上早ければ60からもらえる仕組みだったのに、
65からが68、70までもらえなくなるなら、3年分5年分をどこかで調整しなくちゃならなくなる。
年金支給を10年だとすると、30％～50％もどこかで浮かせないとダメ、ということになる。

前回の続きだけど、グローバル化だ、国際化だと言っている割には国民の
移動にはシビアだ。
同盟国アメリカとすら移住の自由はない。富裕層や企業人だけじゃなく
東南アジアや、北米位は個人も移動の自由がないと、我々の人生設計も難しくなる。

どうも日本は移民について自分たちが「受入側」の意識が強すぎる。
現役世代も出ていかないと個人の生活を防衛できなくなっているというのに。
物価の安い国や、通貨の兌換の有利な国へ行って生活しないと無理。

人的移転の自由を国民に与えられるよう各国と交渉すべきだ。
国民を地面に縛り付けるような政治はもう続けられないよ。

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