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車を持たないこと2~楽しくない方の気付いてしまったこと [エコ]

前回の続き。

車生活をやめて気付いたことのうち、楽しくない方。

・ある会社の環境事業の報道。
ある日曜日に全社あげて何事かと思うほどの数の自家用車で「森」に集まり、小さな苗を植えてCO2削減をアピールしていた(もちろん帰りも自動車だろう)。一流企業のようだったから、大排気量の車もたくさんあった。
小さな苗が1年間吸収するCO2と、その日彼らが排出した環境汚染物質の総量はどちらが多いか?
その日曜日に近所で自転車に乗っていた私と彼らのどちらが環境に負荷が低いか?
彼らに答えを聞きたいものだ。彼らは成木がどれくらいCO2の吸収をするのかなんて考えない(私はCO2が悪いと特定する意見には賛同していない。化学物質で将来汚染される危険性には賛同している)。
彼らは「環境活動」はしているが、「環境にやさしい行動」をしているわけではない。
でも、世間的には、私より「彼ら」が「より環境にやさしい行動」をしたと考えられていることに気付く。
目につく「善らしきもの」は、目につかない「より善に近いもの」より優先することにも気付く。
ちなみにその会社は毎年、森の手入れです、と言ってまたぞろ車で族の集会よろしく「森」のまわりで社長の顔色をうかがう予定らしい。

・喫煙者対ドライバー。
ホテルにて。
ある人が、喫煙者に向って臭いだの、空気が汚れるだのと文句を言っていた(2人は近い間柄らしく好き勝手に言っていただけでもめていたのではない)。
その人は車でやってきたらしい(駐車場の事かなんかを聞いていたから)。
喫煙者は駅のことを話していたから電車で来たのだろう。
私もタバコをやめた側だから、タバコを近くで吸われるのはいやだ。でも、ほんとに空気を汚しているのは、どっちかな、とも思った。(私はバー以外でタバコを吸われるのはいやだ。でもバーでのタバコがうまいのは知っているから許している。タバコは嫌いになったが、20年前にNYの街角で「喫煙者保護」活動に署名をしてしまった手前、文句は言えない。その時にもらった「国民喫煙者協会」のキーホルダーは今も愛用している。)

・エコカー
エコカー、エコカーと宣伝する自動車メーカーが偽善に見える。乗るのをやめましょうとか、乗るのを半分にしましょうと宣伝した方が効果がある。福島の原発事件でプラグインの電気自動車がエコカーでないことが判明してしまったのでなおさらだ。

・会議にて
夏場に、「わが社は環境に取り組んでいます」と役員、ならびに準じる社員全員が社長に気を使ってウールのスーツにネクタイで身を固め、クーラーをガンガンかけて会議の内容を発表している姿をどこかで見た。
聞き流した。

・公共事業や政治
なんでこんなに車のため、車のため、と税金が使われているのか、と思うようになった。
高速道路をもっと使わせると環境汚染が減る?ガソリンの価格を下げれば環境汚染が減る?なぜ掲げた環境についての方向性や、世界に向けてうっかり言ってしまった公約と正反対のインセンティヴを政治家は政策に反映するのだろう。

まあ、思い出せないことも他にもあって、またオイオイ。
立場かわれば、いろいろですが。私と反対の立場の方のご参考までに。
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