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ビンラディン殺害:Osama is dead /Degenerated the faithful? [正義]

9.11の日はテレビでニューヨークの中継を見ていた。
何が何だかわからなかった。ツインタワーは崩れ落ちた。
ニューヨーカーの女性の友人に「大丈夫か」とメールをした。
「東30丁目の自宅でさえ、アパートメントが振動で揺れた」と巨大な恐怖をつづったメールをくれた。
9.11事件はアメリカが絵を描いた、という話がある。金、保険、爆薬、英国マスコミのエラーなど、その説に真実味がないわけではないから、オカルト系のSFか、と思いながらなかなか否定できない。
どこまでが真実なのかは私にはわからない。
しかし同じ街の、現場や近くにいた人にしてみれば、とても忘れることのできない恐怖だ。

今回も何が何やらよくわからなかった。第一報を見た時、「ほんまか?」と目を疑った。
声明はバラク・フセイン・オバマ・ジュニアから。どうやらほんとのことらしい。

「夜中に、パキスタンの首都50㎞圏の郊外で、アメリカ合衆国軍の特殊部隊が、
テロの容疑者を、ヘリで襲撃し、突入し、射殺した。
パキスタン政府には事前に伝えられていなかった。
米国政府首脳はその瞬間をライブ中継で見ていた。
高官が中継を見ている写真が公表された・・・」ニュースが続々と伝える。

他国の領土の、首都近郊に、政府へ何の前触れもなく、ヘリの部隊を突入させ、一見住宅らしき民家を襲撃し、住民を殺害する。そんなことどないして出来るん?と続報を見ながらあれこれと考えてしまう。

どこから出撃したのだろう。戻ったのは空母らしい。現場はインド洋からはるか内陸深い。インド経由?パキスタン縦断?アフガン経由?どこから行ったにしても空母で「水葬した」といっているのだから、どこかを通って海に到ったことになる。
パキスタン国境は、インドとの核実験競争やカシミール国境問題等旧来火種をかかえ、アフガンは極端に不安定なのだから、国境は甘くないはずだ。アメリカとパキスタンの関係は強固ではない。核のボタンを持った国の国境を越え、首都近郊の町に向けヘリで領空を飛び、火器をぶっ放すことなどできるのか?核保有国の国境とはそんなに易々と越えられるのか?というか、越えること自体どうよ、だ。

もし、「今夜、東京50㎞圏の郊外の町で、他国の軍隊が、テロの容疑者を、ヘリで襲撃し、突入し、射殺した。日本政府には事前に伝えられていなかった。攻撃側首脳はその瞬間をライブで中継を見ていた。攻撃側の高官が中継を見ている写真が公表された。」と伝えられたら・・・とても信じられない。

でも、アメリカは「やった」といっている。じゃあやったんだろう。
これは何なのか。ウサマビンラディンのシンパからみれば暗殺だ。パキスタンから見れば(本当に内通がないなら)領空侵犯、無許可での他国軍の軍事作戦展開だ。
パキスタンや我々を渋々でも「攻撃が正当で正義を守る行動だった」と納得させたいなら、ウサマビンラディンのテロ関与の確固たる証拠と、死体が本物であることが確保される必要があっただろう。しかし、発表では証拠の死体はもう海のどこかだという。テロの関与自体はうやむやのままだ。せめて手配書きに”dead or alive"としたなら死体確保は必要ではなかったか。

今回の襲撃で目をそらさなければならないほどの事件や国威高揚がオバマ氏に必要だとは思えない。
自身の出生・国籍問題が引き金なんてこともまさかないだろう。

やはり、何もまだわからない。

自爆テロの実行にシンパシーは感じない。
他人事であるうちは、テロの実行犯に悲哀も感じるが、被害者となれば猛烈な憎しみと怒りが起こるのみだろう。何事かの被害者になれば、怒りに固執する。私も被害者として怒りにまみれたこともある。
テロにあるのは、怒り、怒り、怒り、破壊、破壊、破壊、悲劇、悲劇、悲劇だ。
私の生活もその上に立脚している。これでいいのかと自分の小ささを考えることも虚しい。

9.11で恐怖に震えた人たちが、テレビで今「USA」をコールする。
それもでっち上げなのか。

一体真実はどこだ?


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